数年前によく話題に上った電解コンデンサのトラブル。最近はあまり聞きませんが、中古の機器を買うとそのころのモノにあたるせいか、我が家でもいくつかの電解コンデンサが液漏れを起こしていました。
Mini-ITXマザーのME6000や、Mini-ITX用ケースの電源ユニット、オークションで落としたLHD-NASなどで見つかっています。今回は、Mini-ITXケースに付属のDC-DC電源のコンデンサ交換をしました。
液漏れしたコンデンサの写真。
中央の4つのコンデンサの3つから液漏れしています。のこり1つもかなりふくらんでいて、破裂寸前です。
まず、このコンデンサをはずします。裏面の半田部分に新しい半田を少し足してから、よく熱します。半田が十分溶けたらコンデンサを傾けるようにして、溶かしたほうの足を少し持ち上げます。今度は反対の足の半田を溶かし、逆方向に傾ける。これを交互に繰り返し、取り外します。
4つともはずしたら、穴に残った半田を吸い取ります。裏面から半田ごてをあて、よく溶かしたら、表面から半田吸い取り器で吸い取ります。
そのとき、バイスで基板を垂直に固定するとやりやすいです。
とりはずしたコンデンサは、6.3V 1000μF 、4本とも容量が100~300μF程度まで低下していました。
交換するコンデンサは、6.3Vのものが手に入らなかったので、やや背が高くなるが、16Vの1000μF 低ESRのニチコンHM(共立エレショップで購入)に交換