オガ炭の比較

バーベキューで使う炭は、ホームセンターで安いマングローブ炭を買うのが一般的かもしれない。でも、この炭、火は着きやすいが、急激に燃えすぎて火力が安定しないのが気に入らない。

かといって、岩手切炭は値段が高くひるんでしまう。そこで、コストパフォーマンスがよさそうなオガ炭を使うようになったが、火が着きにくいことと、かなり個体差があるので、数種類を購入して燃焼実験をしてみた。

コーナン箱 コーナン コーナン灰
 宝炭(熊本)  トレイと網 (4)  宝炭(熊本) (2)  宝炭(熊本)灰
 角型文化炭(中国)    角型文化炭中国  角型文化炭中国灰
 国産伊代オガ炭    国産伊予オガ炭  国産伊予オガ炭灰

この結果から、灰の量に大きな差があることが判った。灰の多い炭は、燃え尽きるまで5時間以上かかったが、これは、灰のせいで火力が大きく落ちたのが原因だと思う。途中で頻繁に灰を落とさなければならないので、継ぎ足さないでも持つというメリットが薄れる。

結果のまとめ

炭の種類 燃やした炭の量 灰の量 灰の割合 熾き易さ コメント
コーナンオガ炭 290g 26g 9.0% × とにかく灰が多い
宝炭(熊本) 245g 5g 2.0%

やや火が着きやすい
灰の色が白っぽい
 角型文化炭(中国)  228g 20g  8.8% × 燃え残りが11g
国産伊代オガ炭  240g 4g  1.7% × 火が着きにくい
山頭火(割れ) 262g 4g 1.5% × 灰の色が濃い
よく炭化されている。
なごみ備長炭
(マレーシア)
295g 10g 3.4% 灰は白っぽい
若干炎はでるが臭いはない。
オガ備長炭
(ベトナム)
Rホームセンター
308g 15g 4.9% 6角形
灰は白っぽい。密度が低いためか、後半は立ち消えしそうになる。
特選 オガ炭
(中国)
505g 32g 6.3% × Amazonで送込¥1930だった
よく焼けていて堅い、灰は多いが、最後まで燃えた

中国産のオガ炭は¥150/kg 程度。国産は¥300/kg 程度。マングローブ炭より単価は高いが、倍以上持つことを考えると、国産のオガ炭を使うのが幸せかもしれない。ただし、火熾しができるならば。

最近2種類のオガ炭を入手したので追記。やはり国産のものは灰が少なく品質が高い。しかし、火熾しに時間がかかるのでBBQには不向き。マレーシア産のなごみ備長炭のコストパフォーマンスには驚いた。中国産の様に灰に埋もれて火力が落ちることがあまりない。七輪でも使いやすいし、BBQなら、継ぎ足しや灰落としをすることなく、最後まで火力が持つ。
20kg以上のまとめ買いをすれば、コーナンオガ炭より単価が安くなるが、保管場所がきつい。近くのホームセンターで1600円/10kgであれば毎回これで決まりなんだけどなぁ。

マレーシア産のオガ炭の灰は、木を燃やした後の灰と同じ。国産のものと灰の量が違うのは使用する樹種や樹皮の割合などの差かと思う。

インドネシア産が手に入ったのでこれも試してみたら、430gの炭で灰は20g、マレーシア産とほぼ同じ特性だった。

一方、中国産は粘土の様な”つなぎ”を5%以上混ぜていると思われる。増量のためか、技術不足による型崩れ防止のためか。はっきりいって、買う価値はない。

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