ローラーブレーキの効きを改善する

自転車、とくにママチャリの後輪のブレーキに限ると3種類ある。

  1. バンドブレーキ 一番安いやつで、鉄のドラムの外側をブレーキシューが巻きつくようになっているタイプだ。とにかく軽くて安いので、安物の自転車にはこれがついている。欠点は、後ろ向きに進むときには効かない。だから上り坂の途中で止まると悲惨である。それに水にぬれても効かないし、キーキーうるさいこともある。
  2. サーボブレーキ 車のドラムブレーキと基本的には同じ構造。回転する力でサーボ(力の増幅)がかかるので、非常によく効く。しかし、効きすぎてすぐにロックして扱いづらい。
  3. ローラーブレーキ 水に強く、回転方向に関係なく効き、不快な鳴きも全くない。性能としては文句なしだが、やや重いことと、バンドブレーキより高いためか、安い自転車には装着されていない。

そんなわけで、自転車を購入する際には、『後輪のブレーキがローラーブレーキであること』を条件にさがして買ったのだが・・・

今回の自転車のローラーブレーキの効きが非常に悪い。かなり強く握ってもロックしない。不良品なのか、もともとこの程度なのか、どちらにしてもかなり不満だ。

そこで、試しにグリスを入れ替えてみた。ローラーブレーキは専用のグリスを入れることで性能を発揮するものだ。新品ならそうなっているはずだが念のため。

ローラーブレーキ一般

 

まず、ゴムキャップを開ける。そこからブレーキクリーナを吹き込む。車輪を回したり、軽くブレーキをかけたりしながら、既存のグリスを洗い流す。

 

 

 

専用グリス洗い流したら、ブレーキクリーナが乾くまでしばらく放置。

その後、専用グリスを同じ穴から入れる。車輪を回しながら、ブレーキも少しかけつつ何回かに分けて入れていく。

今回使ったのは左の写真の10g入り。それの3分の1くらいを入れて完了。

試しに走って、何回かブレーキをかけてみる。すると、素晴らしい効き具合に!

しっかり握るとロックするまで効くし、軽く握ると減速できる。握る力に比例した、絶妙の効き具合。

 

 

 

 

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