ファンの修理

PCには電源やCPU、チップセットなどにDC FANがついていますが、ときどき故障したり異音がしたりと厄介です。

今回は、LogitecのNASの電源の冷却FANから異音がするので修理してみました。lhdnas-fan1

4cmmの小型FANでスペックをみると静音タイプのようです。このFANからカラカラと大きな異音がでていました。

これらのDC FANの特徴は、通常のモータではなく、回転部分との接点になるブラシをもたないブラシレスモーターになっていることです。寿命の短いブラシではなく、トランジスタ(FET)で電流の向きを切り替えて永久磁石を貼りつけたローターを回します。そのため、ベアリングさえ痛まなければ寿命は半永久的です。

  1. まず、羽根についたほこりをエアダスターで吹き飛ばします。
  2. フレームにゆがみや傷がないか確認
  3. ラベルのシールを慎重に3分の2くらいはがします。
  4. すると軸受けが見えるので、そこに注油します。
  5. ラベルを元通り貼り付け、ラベルが上の状態で、しばらく静置し、なじませます。

このときの注意点は

  • ラベルをはがしたときに、元通り貼り付けられるように、丁寧にはがし、手の油等つかないようにすること
  • 注油の際は、すこし粘りのある機械油を少量、楊枝の先などでたらします。556のようなさらさらした油は不可です。車のエンジンオイルでもいいですね。

lhdnas-fan2修理後、ケースに取り付けるまえに回転を確かめます。最初は、少し異音がありましたがだんだんとオイルがなじみ、かなり静かになりました。いちおう許せる範囲の騒音になったのでよしとしました。

取り付けの際にも、フレームが歪まないように慎重に取り付けます。雑につけると、フレームが歪み、軸がぶれたり、羽根がフレームにすれたりしてしまいます。


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