シースルーHDD2

シースルーHDDが成功したので、今度は最初から動かすつもりでシースルーHDDの製作に挑戦しました。

R0010012動いているところを見るためには外付けにする必要があります。で、IDE接続の2.5インチHDDを使います。これならUSBバスパワーで駆動でき、USB変換アダプタも安い。ノートPCのHDDを交換した時にとっておいた古いHDDを分解します。

プラッタには絶対に触らないようにします。

万が一手の油がつけば再起不能は間違いないでしょう。

R0010018蓋を加工します。

アームの軸受け部分など、ねじ穴はすべて残しそれ以外の部分を大きく切り抜きます。写真は加工後の蓋と切り抜きに使った工具(ハンドニブラー)。

ハンドニブラーは、穴から刃を差し入れ、一度に数ミリずつ切り進む工具で、鉄板なら厚さ1mm程度まで大丈夫です。なにかと便利な工具ですね。

R0010021 切り抜いた穴より一回り大きく切ったアクリル板を取り付けます。

取り付けには、気密性を保つために、弾力性がある接着剤、セメダイン スーパーXを使用しました。

蓋の取り付け時にできるだけ埃が入らないように注意します。

R0010027完成したシースルーHDD。

HDD外付けBOX(約1000円)を購入し、PCに接続して動作確認をしました。

しかし、HDDほど高精度になると、プラッタが回転しているのがほとんどわかりません。プラッタ取り付け部のビス部分をみるとはじめて回転しているのがわかる程度で面白くありません。

フォーマットからディスクチェックをすべてクリア。念のため、巨大なファイルを読み書きするプログラムを作り、1晩中ディスク全域を使い読み書きのチェックを行いましたが、異常なし。

今度は、シークをみるために、激しくランダムアクセスを繰り返すプログラムを作りテスト。アームがすさまじい速度で往復するのが良く見えました。

無事、完全に動作するシースルーHDDの完成!

※真似するときは、くれぐれも自己責任でお願いします。

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