オイルとの相性でクラッチの異常が頻発するジェベルでしたが、修理に出すことにしました。シリンダヘッドから異音がすることや、オイルのにじみも気になったもので。
本当は自分で修理したかったのだけれど、最近、休みがなかなか取れない中、休日をこのバイクの修理に使うのがもったいない気がして・・・
というわけで、大手のバイク屋にクラッチ交換と、始動性がよくない点、それとオイル漏れがないか見て欲しいと依頼し一週間預けました。
一週間後行ってみると、まったく手をつけていない上に、「異音はクランクからのもので、エンジンを分解して修理しないとクラッチも直らない。修理代は20万以上かかる」とのこと。そんなはずはないのになぁ、と思いつつも、プロの言を信用し、修理をあきらめることに。で、乗って帰るというと、バッテリが弱っているので、エンジンを切ると、もうかからないかもしれないので、寄り道しないように、と、謎のアドバイスを受けて帰宅。
翌日、エンジンを掛けようとすると、セルがまったく回らない。でもヘッドライトは明るく点灯している。明らかにセルモーターの故障だ。さっそくチェックすると、なんと中の銅線が焼き切れているではないか。錫めっき線をハンダ付けして応急処置をしたものの、無理はできないセルになってしまった。モーターの中の状況から、車のバッテリなど、容量の大きな電源で長時間セルを回したために、焼ききれたようで、写真の部分ともう一箇所焼ききれていたが、そちらは場所が深く修理できず。おかげでセルのトルクがかなり落ちてしまいました。まあ、一応エンジンかかるけど。
しかし、なんてバイク屋だ。プロがそんなミスをしたあげく、ごまかそうなんて。
で、ついでに自分でエンジンの状態をチェック。異音はカムチェーンのたるみが原因。テンショナーのスプリングが粉砕していたので、代用品をいれて調整。異音が収まった。不思議なことに、タペット音まで静かになった気がする。
問題のクラッチは、磨耗などが原因ではなく、ドリブン側のディスクの動きが悪いのが原因のようで、ディスクの歯の部分を丁寧に面取りすれば直ると思われる。が、ちょっと時間がないので、今回はパス。オイルのにじみはチェンジペダルのシャフトのオイルシールからと特定。
スプリングとガスケット、オイルシールを注文しておけば、一通り修理できるかな。